株式投資用語(た行)
既存株主であるか否かを問わず、特定の第三者に新株を発行して行う増資のことです。
「第三者割当増資を行います」と会社が発表した場合、「この会社は広く一般の人に株を発行してお金を集めるんだ」と考えてください。
株主にのみ発行するものを『株主割当増資』といいます。
貸借対照表とは決算書の一つで、企業の財政状態を表すものです。
企業が保有している現金や債権・債務・固定資産だけでなく、費用の前払い・収益の前受けなどの情報も得られます。
融資する場合に重宝されると言われていますが、投資する際にも最近は重視されるようになりました。
信用取引において、証券会社が資金や株が不足している時に証券金融会社からそれらを調達する取引のこと。
貸借取引の対象になる株(証券金融会社で取り扱っている銘柄)のことです。
信用取引において証券金融会社が資金や株の融通をして取引が行え、信用売りも可能です。
その年の最後の株取引の日。毎年12月30日で、午前中だけしか取引できません。
その年の最初の株取引の日。毎年1月4日で、午前中だけしか取引できません。
株価が下落した後、高かった株価が忘れられない状態のことです。
昔の高い時に高い株価で買ってしまった人がその後の下落で安くなって売れなくなった場合などによく使います。
東京証券取引所の売買立会時間外に行う売買制度のことをいいます。
取引の種類としては、単一銘柄取引(株券及び転換社債券:最低売買単位以上)、バスケット対当取引(株券:15銘柄以上、かつ売買代金1億円以上)及び終値取引(株券及び転換社債型新株予約権付社債券:最低売買単位以上)の3種類から構成されます。
売買立会時間外というのは、午前8時20分から午前9時、午前11時から午後0時30分及び午後3時から午後4時30分という時間帯です。
売買立会外で、大量の売注文を分売する売買方法のことです。
主として、会社の株式分布状況の改善、特に個人株主の増大を図るための方法として利用されています。
具体的には、A会社社長が保有するA株式1000株を投資家1000人に1株づつ分けて売ることで、個人株主を増やしてより社会的な企業になる場合などに用いられます。
買っている状態または売っている状態のことです。買っている状態のことを「買建玉」、売っている状態のことを「売建玉」といいます。
「たてぎょく」と読みます。
建玉は「ポジション」とも言います。買建玉はロングポジション、売建玉はショートポジション、といいます。
世界的な原油価格の指標です。
WTIは「West Texas Intermediate」の略で、アメリカテキサス州西部とニューメキシコ州南東部で産出される原油のことですが、この原油がニューヨーク商品取引所で先物取引がなされており、他の原油取引に比べ圧倒的に多い取引量と市場参加者により価格が決まるため、原油の世界的な指標となっています。世界の景気を表す指標にもなります。
原油価格の世界三大指標(「WTI原油先物」「ブレント原油先物」「ドバイ原油・オマーン原油のスポット価格」)の一つです。
最近はブレント原油先物(イギリスの北海油田の一つ)が世界的な指標として影響力を増してきている。
売買できる単位のこと。1単元1000株の株は1000株を最低数としてその整数倍の売買しかできません。会社によって異なります。
日本銀行が年4回の支店長会議ごとに公表している日本国内9地域の景気情勢をまとめた報告のことをいいます。
日本銀行本支店が企業からの聞き取り調査や雇用や個人消費の動向など地域経済に関する情報を分析しまとめられている。
別名「さくらレポート」という。
相場が下落する際、「下がったところでさらに売ること」をいいます。
相場が下落する過程で、「下がったところで買うこと」をいいます。
TOBとは「Take Over Bid」の略です。
つまり、不特定多数の株主・投資家に、公告という方法・取引所有価証券市場外で、株の売買などの申込みを行うことです。
「誰でもいいから100円でA株売って〜」と公告するわけです。ちなみに、チラシ等で広告するのではなく「公告」ですので間違わないで下さい。
企業買収の際、MBOの際、によく使われます。
金融商品取引法により市場の内外に関係なく、ある会社の株式の3分の1超を取得する場合は、TOBで買わなければならないことになりました。
ディフェンシブ株とは、企業業績や株価が景気循環の影響をあまり受けない業種・銘柄のことです。
具体的には、食品・薬品・電力・ガス・鉄道などが挙げられます。
景気敏感株と異なり、景気が悪化しても業績が悪化しいないことから、景気に左右されない業種・銘柄として、安心・安全な銘柄として取り扱われることが多いです。
出来高変化率とは、平均の出来高と比較して、何倍になっているのかを表したもので、投資家の注目・人気の指標となっているものです。
出来高が増える要因としては、大幅な増益・減益、増配・減配、M&A、不祥事、など良いものも悪いものもあります。出来高変化率が高くなると、値動きが活発になる可能性が高くなり、上手くいけば大きな利益を上げる機会になるといわれています。また高値圏で出来高変化率が最大になったところで売るという投資手法も伝統的な投資手法とされています。
テクニカルとは、値動きや需給など市場内部の要因のことです。
株価チャートの状況のことと考えてもらって問題ありません。
債権や株式など本来の金融商品から派生した金融商品のことをいいます。
金融派生商品のことです。先物取引・オプション取引・スワップ取引などがあります。
多数の投資家から集めた資金を専門運用機関が株式や債券などの有価証券に分散投資し、投資成果を投資家に分配するものをいいます。
騰落レシオは市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から市場の過熱感を表す指標のことです。
騰落レシオは「特定定期間の値上がり銘柄数合計÷特定期間の値下がり銘柄数合計×100」という式により算出され、「%」で表わされます。
具体的には「5日騰落レシオ」と「25日騰落レシオ」があり、5日騰落レシオは短期的な市場の過熱感、25日騰落レシオは中期的な市場の過熱感を見る指標です。騰落レシオは100%であれば中立、60%以下になれば買い、150%以上ならば売りと言われています。
東京証券取引所全銘柄を対象にした時価総額果樹平均株価のことをいいます。
株価指数先物やオプションの決済期限の最終決済に使う指数のことです。
運営実績や収益実績のことです。