株式用語(さ行)
市場間の価格差を利用した取引のことをいいます。
株価指数先物と現物との裁定取引が代表的裁定取引。
差金決済とは、現金の受け渡しをせずに反対売買をして差額を受け渡す方法です。
株式投資においてこの取引は法律で禁じられています。
例えば、証券会社に10万円入金し10万円の株を1株買って同日その株を12万円で売り、更にもう一度同じ銘柄を同じ日に10万円を買った、という取引をしたとします。この場合、元手が10万円しかないのに10万円の売り分を見込んで20万円分の株を買うことになってしまいます。なので、差金決済にあたり法律違反となります。
ただ、違う銘柄で売買を繰り返す場合は、差金決済に該当しません。
地域経済報告の別名。
株式売買するときに値段を指定する注文方式です。
「500円で1000株買い」というと値段を500円で指定していますので指値注文です。
ローンを貸し付ける際に優良顧客に優遇した金利で貸し付けますが、その優遇した金利をのことを「プライム」といいます。優遇した金利で貸し付けできない人、つまり優遇金利でお金が借りれない人、に対するローンのことをサブプライムローン(subprime lending)といいます。
主にアメリカ合衆国で発生し、この債権が証券化され全世界に売られました。債務不履行が発生し、売られた証券が暴落し欧米の金融機関を中心に損失が顕在化しました(サブプライム問題)。
海外の国際機関・政府・企業などが円建で発行する債券のことをいいます。
円建外債と言われることが多い。
日本だけでなく海外でも発行されている。例えば、米国で発行されているサムライ債は「ヤンキー債」、英国で発行されているサムライ債は「ブルドッグ債」、オーストラリアで発行されるサムライ債は「カンガルー債」、中国で発行されているサムライ債は「パンダ債」、香港で発行されているサムライ債は「点心債」、などがある。
情報の入手の困難さがあるため購入の判断が難しい。
ザラ場とは、取引時間や取引方法を総称する言葉です。
つまり、オークション方式で、売り注文と買い注文で条件が合うとどんどん売買が約定していくような取引方法や、そうした売買が行われる時間をザラ場といいます。
「ザラにある普通の場」という意味。
通常この方法で株式取引が行われます。
チャートを見たときに、山が3つ並びかつ真ん中の山が一番高いチャートの形のことをいいます。
あり会社とどこかの会社が合併する際には、吸収される会社の株主に存続会社の株式を発行するのが通常ですが、存続会社の株式に代えて親会社の株式を交付する合併のことを三角合併といいます。
日本では平成17年に会社法で定められ、平成19年から解禁となりました。時価総額の大きい海外の企業グループに日本企業が飲み込まれるとの批判・懸念も指摘されてます。
相場の状況のことです。『地合が良い』『地合が悪い』と用います。
『地合が良い』というのは相場が活況で参加者が多く相場が盛り上がっている状況、株価が上がる状況、儲けることのできる状況のことです。『地合が悪い』というのはその逆です。
株主のことです。英語で株主という意味の「shareholder」そのままです。
株券や株式のことはストックといますが、株主総会の議決権を行使する者としての意味合いがあるこちらの用語を株主という意味で使うのが一般的です(株主のことをストック・ホルダーとは一般的には言いません)。
発行している会社が自分の会社の株を取得したときに通常の株式の区別してこのようにいいます。
自己資本とは企業が保有する総資産から負債を控除した純資産部分のことです。株主の所有部分といっても過言ではない。
投資するにあたってその時点で自己資本がいくらあるのかは重要な情報の一つとなる。
特定の玄人投資家だけによる相場を仕手相場といいます。
反語の「大衆相場」。
ジニ係数は格差を表す指標です。
「ジニ」は考案者の名前で、統計学者コッラド・ジニからとられている。
係数の範囲は0〜1で表され、小さければ格差が少ないことを意味する。0.4が社
会騒乱多発警戒ラインと言われている。
社債とは 社債とは、株式会社が発行する債券のことです。発行した会社からすると債務になります。
英訳するとBondとなります。
社債は債権ですから、社債を保有している人は期限が到来したら社債と交換に現金が返済されます。社債には色々種類があり、現金で返済する代わりに株を発行するという社債もあります。これを転換社債といいます。
日本証券業協会が開設した株式市場のことです。
店頭株式市場が前身。
相場に合わせた売買のことをいいます。
具体的には、相場が高くなると買いを入れ、逆に低くなると売りをいれることです。
海外の国際機関・政府・企業などが円建で発行する外貨建て債券のことをいいます。
外貨建て外債の一種なので、元本の払い込み、利払い、償還はすべて外貨建てで行われます。よって日本国内で発行されても、為替リスクがあります。
発行通貨は米ドル建てが多いが、ユーロ建て、豪ドル建てなどもある。
証券金融会社とは、金融庁の免許を受けた証券金融の専門会社のことです。
信用取引の決済に必要な資金や株式を証券会社に貸し付ける貸借取引貸付、証券会社が公社債の引受・売買で必要とする資金を貸し付ける公社債貸付、一般の個人・法人に対して有価証券を担保に資金を貸し付ける一般貸付を行います。
現在、日本証券金融(日証金)、大阪証券金融(大証金)、中部証券金融(中証金)があります。
株式や債券を売買する場所のことをいいます。
東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・ジャスダックの6市場が日本にはあります。
ショック、即ち大惨事、が発生し民衆が感じている不安につけ込んで実施される過激な構造改革のことです。特に市場原理主義改革を指す場合が一般的です。ショックには、「戦争」「自然災害」「大惨事」などが挙げられます。
つまり、不安な状態になっている民衆に対して、こんな問題があり今後こんな不安があるからこそ今このような改革が必要であるという論調で、民衆の納得を得て改革を断行するというものです。歴史的事実として、本来ならば改革が民衆の納得を得られないようなもの、例えば民衆を却って不幸にしていまうものなど、であっても民衆がショック状態になっていれば、改革に対する信任を得ることが容易になり、民衆が不幸になってしまうかもしれない改革が強行されてしまうというがあった。
なお、ドクトリンは「政治」「外交」「軍事等における基本原則」という意味がある「Doctrine」という英語です。
証券会社が顧客から証拠金(保証金・担保のこと)をとってお金や株式などを貸し、それを元に顧客が株の売買をする取引のこと。
株などを担保にお金を借りて株を買うことを『信用買い』『融資残』といい、お金などを担保に株を借りて株を売ることを『信用売り』といいます。
反語に「現物取引」という用語があります。
株主・従業員・取引先・地域住民など、企業に関わりのある、あらゆる利害関係者のことをいいます。
ストップ高とは株価が値幅制限の上限まで上がることです。ストップ安とはその逆で値幅制限の下限いっぱいまで下がることをいいます。
国や政府関係機関が発行・保証している債券のことです。代表例に国債などがあります。
ソブリンは「独立国家」「主権国家」を意味する「sovereign」という英語です。
ソブリンリスクとは、国家の(政府や中央銀行・外国地方公共団体など)の信用リスクのことです。具体的には国債がデフォルトに陥るリスクのことです。
ソブリンリスクが高まると国債などが売られ国債の長期金利が上昇します。CDSのの保証料率の高低がそのままソブリンリスクの高低を表します。
ソブリンは「独立国家」「主権国家」を意味する「sovereign」、リスクは「危険」を意味する「risk」という英語です。
会社が決算などで発表する決算書の一つ。
会社の経営成績が記されており、売上・営業利益・経常利益・純利益などが表示されたものです。
投資家が投資するにあたって、最も重要な決算書です。
損益計算書はP/Lと略されます。
Profit and Loss Statementのイニシャルです。